ニペソツ山は北海道上士幌町・新得町にまたがる標高2,013mの山で、日本二百名山のひとつです。
鋭く尖った山容から「北海道のマッターホルン」とも呼ばれる東大雪のシンボルで、前天狗から望むその姿は日本でも屈指の美しさと称されます。幌加温泉コースは往復約11時間・標高差約1,550mの長大な上級ルートです。
最寄りの拠点はぬかびら源泉郷(糠平温泉)。登山口へは公共交通がなく、レンタカー利用と前泊が前提です。
登山口は幌加温泉コース登山口(杉沢出合・トイレなし)です。コースは杉沢出合→前天狗→天狗のコル→ニペソツ山の往復で、標準コースタイムは往復約11時間・距離約16kmの上級。前天狗までは長い樹林帯の登りで、稜線に出ると目の前に鋭いニペソツの峰が現れます。天狗のコルから山頂は岩場の急登で手を使う箇所があり、山頂は狭く両側が切れ落ちています。
もう一つの十六ノ沢コースは林道崩壊で通行止めです。ヒグマの生息地で携帯電話が通じず、行程も長いため単独行は推奨されません。水場は序盤の沢水(要煮沸)、トイレはないので携帯トイレを持参します。適期は7月上旬〜9月下旬です。
登山口へのアクセス方法
1.【行き・帰り】ぬかびら源泉郷 → 幌加温泉コース登山口(ニペソツ山登山口)
公共交通の拠点はぬかびら源泉郷(糠平温泉)です。JR根室本線の帯広駅から十勝バス・北海道拓殖バスの上士幌・ぬかびら線でぬかびら源泉郷へ向かいます(便数が少ないため最新の時刻は上士幌町・各バス会社の公式で確認してください)。
ぬかびら源泉郷から登山口へは路線バスがなく、レンタカー(またはタクシーチャーター)が基本です。糠平温泉から幌加温泉方面へ進み、幌加温泉コース登山口(杉沢出合)まで林道を約1時間です。林道は崩壊・通行止めの場合があるので、上士幌町役場に事前に状況を確認してください。行程が長いため、前夜はぬかびら源泉郷や幌加温泉に前泊するのが安心です。
– 上士幌町役場(林道状況の確認) 01564-2-2111
参考:[上士幌町 上士幌・ぬかびら線 時刻表] / [北海道拓殖バス]
登山コースと安全上の注意
コース:幌加温泉コース登山口(杉沢出合) → 前天狗 → 天狗のコル → ニペソツ山。標準コースタイムは往復約11時間、距離約16km、標高差約1,550mの上級です。前天狗で展望が開け、鋭いニペソツの峰が正面に現れます。
岩場・滑落:天狗のコルから山頂は岩場の急登で、手を使う場面があります。山頂は狭く両側が切れ落ちているので、滑落に注意し、天候急変時は無理せず引き返してください。
ヒグマ・通信:ヒグマの生息地で携帯電話が通じません。行動時間が長いため、クマ鈴などの対策を行い、単独行は避けてください。トイレがないため携帯トイレを持参します。
装備・季節:適期は7月上旬〜9月下旬。水・行動食・雨具・防寒着・地図・コンパス(GPS)を準備し、登山計画書(登山届)を提出しましょう。水場は序盤の沢水で要煮沸です。
緊急時:遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防)。
・上士幌町役場 01564-2-2111
Photo by alpsdake / Wikimedia Commons, Public domain


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