烏帽子岳は長野県大町市と富山県富山市の境にある標高2,628mの山で、日本二百名山のひとつです。
北アルプス「裏銀座」縦走路の起点に立つ鋭い岩峰で、烏帽子のような尖った山頂と、稜線上に点在する烏帽子池・四十八池の池塘群が魅力です。登山口の高瀬ダムからは北アルプス三大急登のひとつ「ブナ立尾根」を登り、烏帽子小屋に1泊して山頂を往復するのが代表的な上級ルートです。
登山口へ向かう公共交通として、JR信濃大町駅から七倉まで裏銀座登山バス、七倉から高瀬ダムまで特定タクシーを乗り継ぎます。
登山口は高瀬ダム(標高約1,270m)で、ブナ立尾根の取付までは徒歩約30分です。代表ルートは高瀬ダム → ブナ立尾根 → 烏帽子小屋(泊) → 烏帽子岳の往復で、登りの総コースタイムは約5〜6時間。標高差約1,250m・平均斜度23度の急登が続き、日帰りはできない上級ルートです。ブナ立尾根は登山口の「12番」から烏帽子小屋の「0番」まで約100mごとに番号標識があります。
稜線上の烏帽子小屋は完全予約制で、宿泊・テント泊・緊急時の拠点になります。登山適期は小屋が営業する7月中旬〜9月末が中心。森林限界上の稜線は強風と急な天候悪化、前烏帽子から山頂への岩場に注意が必要です。最新の登山道・小屋営業状況は必ず事前に確認してください。
*情報最終確認日:2026年06月06日
登山口へのアクセス方法
1.【行き・帰り】信濃大町駅 → 七倉 → 高瀬ダム(登山口)
JR大糸線の信濃大町駅が拠点です。高瀬ダムへは、夏山シーズンに運行する登山バスと特定タクシーを乗り継ぎます。
① 信濃大町駅 → 七倉(裏銀座登山バス)
大町市の運行する「裏銀座登山バス」で七倉下車。大町温泉郷・葛温泉を経由し所要約45分、運賃は大人片道1,500円(予約不要)です。運行期間は2026年7月17日〜10月25日の特定日で、1日4往復(登山に合わせた早朝便あり)。運行日と時刻は必ず公式の運行カレンダーで確認してください。バス運行期間外は信濃大町駅から七倉までタクシーを利用します。
② 七倉 → 高瀬ダム(特定タクシー)
七倉から高瀬ダムへの道は新高瀬川発電所の管理道路で一般車は通行できないため、特定タクシー(普通車1台約2,700円・約15分)か徒歩約1時間30分になります。繁忙期(7〜8月)は朝5時から運行します。高瀬ダム周辺は携帯電話が通じにくいため、帰りのタクシーは事前予約が安心です。
― アルピコタクシー大町支社 0261-23-2323
― アルプス第一交通 0261-22-2121
問い合わせ:バス・登山道の最新情報は大町市観光協会(0261-22-0190)で確認できます。
参考:[裏銀座登山バス(大町市)] / [烏帽子小屋 アクセス]
登山コースと安全上の注意
コース:高瀬ダム → 不動沢 → ブナ立尾根 → 烏帽子小屋 → 前烏帽子岳 → 烏帽子岳(2,628m)。登りの総コースタイムは約5〜6時間で、烏帽子小屋で1泊する上級ルートです。烏帽子小屋から山頂は約30分で、山頂直下は岩場の登りになります。
急登・岩場の注意:ブナ立尾根は北アルプス三大急登のひとつで、標高差約1,250mの登りが続きます。前烏帽子から烏帽子岳の山頂部は鎖場のある岩峰で、雨天・強風時は滑落に注意が必要です。
水・小屋・季節:稜線に水場はなく、飲み水は烏帽子小屋で購入します。登山適期は小屋が営業する7月中旬〜9月末で、それ以外は積雪・凍結のため一般登山には適しません。烏帽子小屋は完全予約制のため事前に予約してください。
装備・緊急時:レインウェア・防寒着・ヘッドランプ・地図/GPS・十分な水と行動食を携行してください。遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防)。
・大町警察署 0261-22-0110
Photo by Koda6029 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0



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