阿弥陀岳
阿弥陀岳(あみだだけ、標高2,805m)は長野県茅野市・原村にまたがる八ヶ岳連峰(南八ヶ岳)の一峰で、主峰・赤岳の西に堂々とそびえる日本百高山のひとつ。
諏訪盆地から望むピラミダルな山容が美しく、山頂からは赤岳・中岳・横岳から南アルプス・北アルプス・富士山・諏訪湖までの大展望が広がる。赤岳ほどの登山者で混まず、岩場と静かな尾根歩きが楽しめる一方、山頂直下と中岳側の下りには鎖・ロープのある急峻な岩場があり中級〜上級向き。登山口は八ヶ岳西麓の美濃戸口で、茅野駅からのバスと東京からの夜行バスでアクセスできる。
起点は美濃戸口(標高約1,500m)。林道を約1時間歩いて美濃戸(やまのこ村・赤岳山荘・標高約1,720m)へ、南沢をたどって行者小屋(2,350m)に至り、中岳のコルを経て阿弥陀岳へ登るのが一般的(美濃戸口から山頂まで登り約4時間30分〜5時間)。静かな御小屋尾根(美濃戸口→御小屋山→阿弥陀岳)を登る上級者向けルートもある。
谷筋の拠点は行者小屋・赤岳鉱泉で、行者小屋を起点に阿弥陀岳・赤岳を往復するのが定番。日帰りも可能だが、行者小屋か美濃戸の山小屋に1泊する計画が安心。適期は7月上旬〜10月上旬で、残雪期(〜6月上旬)・初冬はアイゼン・ピッケルが必要。山頂直下の岩場はヘルメットを着用し、落石・滑落に注意する。
阿弥陀岳 2026 シーズン アクセス注意
赤岳・八ヶ岳全体のアクセスや清里側ルートは赤岳のページもあわせて参照してください。
登山口へのアクセス方法
1.【行き】茅野駅 → 美濃戸口
JR中央本線・茅野駅 西口4番乗り場からアルピコ交通の美濃戸口線に乗車し、終点・美濃戸口で下車。
運賃:片道1,900円(2025年8月改定・2026年継続)/乗車時間:約38分/運行:2026年5月2日〜10月25日(土日祝+8/1〜8/30毎日運行、平日運休)。美濃戸口から登山口の美濃戸までは林道を約1時間歩きます。
| 茅野駅 発 | 美濃戸口 着 |
|---|---|
| 9:35 | 10:13 |
| 14:20 | 14:58 |
| 15:00 | 15:38 |
参考:[アルピコ交通 美濃戸口線]
2.【行き】竹橋駅・新宿駅 → 美濃戸口(夜行バス)
東京の竹橋・新宿などから、まいたび(毎日新聞旅行)の毎日あるぺん号が美濃戸口(八ヶ岳山荘前)へ直行する(季節運行・完全予約制)。乗車時間:約6時間/運賃:約8,000〜10,000円(プランにより変動)。2026年の関東発便は運行情報が確定次第販売されるため、下記は2025年実績の目安。最新は公式で確認のこと。
| 竹橋駅 発 | 新宿駅 発 | 美濃戸口 着 |
|---|---|---|
| 22:30 | 23:00 | 翌4:30〜5:10頃 |
参考:[毎日あるぺん号 八ヶ岳方面]
3.【帰り】美濃戸口 → 茅野駅
美濃戸口から茅野駅方面のアルピコ交通・美濃戸口線に乗車し茅野駅で下車。運賃:片道1,900円/乗車時間:約38分。阿弥陀岳から美濃戸口への下りは約4時間かかるため、復路バスの時刻に余裕をもって行動してください。
| 美濃戸口 発 | 茅野駅 着 |
|---|---|
| 10:30 | 11:08 |
| 15:15 | 15:53 |
| 16:00 | 16:38 |
参考:[アルピコ交通 美濃戸口線]
4.【帰り】美濃戸口 → 新宿駅(夜行バス)
美濃戸口からまいたびの毎日あるぺん号で新宿へ直行する(季節運行・要予約)。乗車時間:約3時間/運賃:約5,500円。最新の運行日・時刻は公式で確認してください。
| 美濃戸口 発 | 新宿駅 着 |
|---|---|
| 15:40 | 18:45頃 |
参考:[毎日あるぺん号 八ヶ岳方面]
登山ルートと安全上の注意
ルート①:南沢・中岳のコル経由(標準)
美濃戸口(1,500m) → 林道徒歩約1時間 → 美濃戸(1,720m) → 南沢 → 行者小屋(2,350m/美濃戸口から約3時間) → 中岳のコル → 阿弥陀岳(2,805m/行者小屋から約1時間30分)。美濃戸口から山頂まで登り約4時間30分〜5時間。行者小屋を拠点にすれば阿弥陀岳と赤岳を組み合わせて登れる。中岳のコルから山頂直下は鎖・ロープのある急な岩場。
ルート②:御小屋尾根(静かな尾根・上級)
美濃戸口 → 御小屋山 → 不動清水 → 阿弥陀岳。前半はなだらかな樹林帯だが、森林限界から上の上部は岩場とロープが連続する。登山者が少なく静かな反面、エスケープが乏しいので経験者向け。
山頂・展望:阿弥陀岳の山頂からは赤岳・中岳・横岳・権現岳を間近に、南アルプス・北アルプス・富士山・諏訪湖までの360度の大展望が広がる。
危険箇所:中岳のコルから阿弥陀岳への登り、および阿弥陀岳から中岳側への下りは鎖・ロープ・ザレた急斜面が続き、滑落・落石に注意。ヘルメットを着用し、雨天・強風・ガス時は無理をしない。
山小屋(いずれも要予約):
・行者小屋(2,350m):阿弥陀岳・赤岳の谷中拠点。2026年の夏季営業は5月30日〜11月1日、テント場あり、web予約(直通衛星電話 090-4740-3808)。
・赤岳鉱泉(2,220m):宿泊は夏季・年末年始、通年テント泊。直通電話 090-4824-9986。
・美濃戸(やまのこ村・赤岳山荘):林道終点の山小屋で前泊・駐車の拠点。
季節・装備:適期は7月上旬〜10月上旬。残雪期(〜6月上旬)・初冬はアイゼン・ピッケルが必要。雨具・防寒着・ヘルメット・ヘッドランプ・地図/GPS・十分な水と行動食を携行する。
緊急時:遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防)へ。長野県警察山岳遭難救助隊が八ヶ岳エリアを担当する。登山届を必ず提出し、行者小屋・赤岳鉱泉や美濃戸口の八ヶ岳山荘で最新の登山道・気象情報を確認する。
Photo by Σ64 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0
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