南真砂岳
南真砂岳(標高2,713m)は長野県大町市にある日本百高山のひとつです。
北アルプス南部「裏銀座」エリアの竹村新道(湯俣温泉と真砂岳を結ぶ登山道)上にある静かな通過ピークで、湯俣岳と真砂岳の中間に位置します。南真砂岳だけに直接登る道はなく、湯俣温泉から竹村新道をたどるか、野口五郎岳・真砂岳方面からの縦走で踏むピークです。
登山口へ向かう公共交通として、JR信濃大町駅から七倉まで裏銀座登山バス、七倉から高瀬ダムまで特定タクシーを乗り継ぎ、高瀬ダムから湯俣温泉まで歩きます。
登山の起点は高瀬ダム(標高約1,270m)で、ここから高瀬川沿いの道を徒歩約3時間で湯俣温泉(晴嵐荘)に入ります。湯俣温泉から竹村新道を登り、湯俣岳(2,379m)を越えて南真砂岳に至ります。湯俣温泉から真砂岳分岐までは登り約6時間50分・下り約4時間25分の長丁場で、初日に湯俣温泉(晴嵐荘)に泊まる1泊2日以上の上級ルートです。竹村新道は急登とやせ尾根が続き、登山者の少ない静かな道です。
湯俣温泉の晴嵐荘は2026年は7月17日〜10月18日の営業(完全予約制)で、温泉のある山小屋です。登山適期は小屋が営業する7月中旬〜10月中旬。高瀬ダム〜湯俣温泉は増水時に渡渉・吊橋の通行に注意が必要です。最新の登山道・小屋営業状況は必ず事前に確認してください。
登山口へのアクセス方法
1.【行き・帰り】信濃大町駅 → 七倉 → 高瀬ダム(登山口)
JR大糸線の信濃大町駅が拠点です。高瀬ダムへは、夏山シーズンに運行する登山バスと特定タクシーを乗り継ぎます。
① 信濃大町駅 → 七倉(裏銀座登山バス)
大町市の運行する「裏銀座登山バス」で七倉下車。大町温泉郷・葛温泉を経由し所要約45分、運賃は大人片道1,500円(予約不要)です。運行期間は2026年7月17日〜10月25日の特定日で、1日4往復(登山に合わせた早朝便あり)。運行日と各便の時刻は必ず公式の運行カレンダーで確認してください。バス運行期間外・運休日は信濃大町駅から七倉までタクシーを利用します。
② 七倉 → 高瀬ダム(特定タクシー)
七倉から高瀬ダムへの道は東京電力の管理道路で一般車は通行できないため、特定タクシー(普通車1台約2,700円・約15分)か徒歩約1時間30分になります。繁忙期(7〜8月)は朝5時頃から運行します。高瀬ダム周辺は携帯電話が通じにくいため、帰りのタクシーは事前予約が安心です。
― アルピコタクシー大町支社 0261-23-2323
― アルプス第一交通 0261-22-2121
問い合わせ:バス・登山道の最新情報は大町市観光協会(0261-22-0190)で確認できます。
参考:[裏銀座登山バス(大町市)] / [湯俣温泉 晴嵐荘]
登山ルートと安全上の注意
ルート:高瀬ダム → 高瀬川沿いの道(徒歩約3時間)→ 湯俣温泉・晴嵐荘(泊)→ 竹村新道 → 湯俣岳(2,379m)→ 南真砂岳(2,713m)→ 真砂岳分岐。湯俣温泉から真砂岳分岐までは登り約6時間50分・下り約4時間25分で、初日に湯俣温泉(晴嵐荘)へ入り、翌日に竹村新道を登る1泊2日以上の上級ルートです。野口五郎岳・真砂岳から南へ縦走して南真砂岳を踏み、湯俣へ下る周回も健脚者に歩かれています。
竹村新道・渡渉の注意:竹村新道は標高差約1,400mの急登とやせ尾根が続く健脚向けの道で、登山者が少なく道が荒れやすい区間もあります。高瀬ダム〜湯俣温泉は高瀬川沿いを進み、増水時は渡渉・吊橋の通行に注意が必要です。森林限界上の稜線は強風・落雷・道迷いに備え、地図とコンパス(GPS)を携行してください。
山小屋・温泉:湯俣温泉の晴嵐荘は2026年は7月17日〜10月18日の営業(完全予約制)で、収容約30名・テント場約20張、温泉に入れる山小屋です。素泊まり・1泊2食いずれも事前予約が必要で、最新の営業状況・予約は公式サイト(seiransou.com)で確認してください。稜線上に水場は乏しいため、水は小屋で補給します。
装備・季節:登山適期は7月中旬〜10月中旬。雨具・防寒着・ヘッドランプ・地図/GPS・十分な水と行動食を携行してください。クマの生息域のため熊鈴など対策を。
緊急時:遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防)。
・大町警察署 0261-22-0110
Photo by Koda6029 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
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