檜尾岳
檜尾岳(ひのきおだけ、標高2,728m)は長野県駒ヶ根市にある中央アルプス(木曽山脈)主稜線の峰で、日本百高山のひとつ。
木曽駒ヶ岳・宝剣岳と空木岳のちょうど中間に位置し、山頂の南直下には三角屋根が目印の檜尾小屋と青く澄んだ檜尾池がたたずむ。宝剣〜空木の長大な縦走路の要で、ここで1泊すれば木曽駒から空木岳まで無理なく歩ける。一般的なのは千畳敷から極楽平に上がり、島田娘ノ頭・濁沢大峰を越えて主稜線を南下するルート。伊那側の檜尾橋から檜尾尾根を直登する道もある。公共交通では駒ヶ根駅からバスとロープウェイで千畳敷に立ち、そこから歩く。
起点は標高2,612mの千畳敷駅(駒ヶ岳ロープウェイ終点)。カール西壁の急登で極楽平(標高約2,860m)に上がり、主稜線を島田娘ノ頭・濁沢大峰と南下して檜尾岳へ。千畳敷から檜尾岳まで片道約4時間、日帰り往復なら約7〜8時間。山頂直下の檜尾小屋に1泊し、翌日に空木岳まで縦走する登山者が多い。
稜線は森林限界上のアップダウンが続き、濁沢大峰の前後には岩場・痩せ尾根がある。山頂南直下の檜尾小屋(標高約2,650m・2026年は7月11日〜10月12日営業・電話予約制℡090-7957-7650〔9:00〜18:00・前日までに予約〕・テント場あり・避難小屋部は通年利用可)が宝剣〜空木間で唯一の有人小屋。適期は花と展望の7月中旬〜8月、紅葉の9月下旬〜10月上旬。残雪期は極楽平への急斜面でアイゼン・ピッケルが必要。
登山口(千畳敷)までのアクセス
1.【行き】駒ヶ根駅 → しらび平駅 → 千畳敷
登山口の千畳敷へは、まずJR飯田線の駒ヶ根駅前バス停から伊那バスの駒ヶ岳ロープウェイ線に乗り、しらび平駅で下車(片道1,050円・往復2,100円・所要約45分)。しらび平駅から駒ヶ岳ロープウェイに乗り換え、終点の千畳敷駅(標高2,612m)へ(約7分半・高低差950m)。
※菅の台(すがのだい)〜しらび平はマイカー進入禁止区間のため、菅の台バスセンターから路線バスを利用する(菅の台から乗車の場合は片道830円・駐車場は普通車1日800円)。ロープウェイは基本的に予約不要(先着順)だが、夏休み・紅葉期の土日祝などの繁忙期はバス・ロープウェイとも非常に混み合うため、時間に余裕を持った計画をおすすめする。
バス時刻表①:駒ヶ根駅 → しらび平駅(伊那バス・往路)
| 駒ヶ根駅 発 | しらび平駅 着 |
|---|---|
| *05:00 | *05:45 |
| *05:30 | *06:15 |
| *06:00 | *06:45 |
| *06:30 | *07:15 |
| *07:00 | *07:45 |
| *07:30 | *08:15 |
| 08:00 | 08:45 |
| 08:30 | 09:15 |
| 09:00 | 09:45 |
| 09:30 | 10:15 |
| 10:00 | 10:45 |
| 10:30 | 11:15 |
| 11:00 | 11:45 |
| 11:30 | 12:15 |
| 12:00 | 12:45 |
| 12:30 | 13:15 |
| 13:00 | 13:45 |
| 13:30 | 14:15 |
| 14:00 | 14:45 |
| 14:30 | 15:15 |
| 15:00 | 15:45 |
| 15:30 | 16:15 |
| 16:00 | 16:45 |
2.【帰り】千畳敷 → しらび平駅 → 駒ヶ根駅
下山後は千畳敷駅から駒ヶ岳ロープウェイでしらび平駅へ下り、しらび平駅バス停から伊那バス駒ヶ岳ロープウェイ線で駒ヶ根駅へ戻る(しらび平⇄駒ヶ根駅 片道1,050円・所要約46〜48分)。檜尾岳から千畳敷への主稜線の登り返しに時間がかかるので、ロープウェイ・バスの最終便に余裕をもって行動する。繁忙期はロープウェイの乗車待ちが出ることがあるため、早めの下山を心がける。
バス時刻表②:しらび平駅 → 駒ヶ根駅(伊那バス・復路)
| しらび平 発 | 駒ヶ根駅 着 |
|---|---|
| *06:20 | *07:08 |
| *06:50 | *07:38 |
| *07:20 | *08:08 |
| *07:50 | *08:38 |
| *08:20 | *09:08 |
| 08:50 | 09:38 |
| 09:20 | 10:08 |
| 09:50 | 10:38 |
| 10:20 | 11:08 |
| 10:50 | 11:38 |
| 11:20 | 12:08 |
| 11:50 | 12:38 |
| 12:20 | 13:08 |
| 12:50 | 13:38 |
| 13:20 | 14:08 |
| 13:50 | 14:38 |
| 14:20 | 15:08 |
| 14:50 | 15:38 |
| 15:20 | 16:08 |
| 15:50 | 16:38 |
| 16:20 | 17:08 |
| 16:50 | 17:38 |
| 17:20 | 18:08 |
登山ルートと安全上の注意
ルート(千畳敷〜主稜線〜檜尾岳):千畳敷駅 → 極楽平(カール西壁の急登・約50分)→ 島田娘ノ頭 → 濁沢大峰 → 檜尾岳。千畳敷から檜尾岳まで片道約4時間、日帰り往復で約7〜8時間。檜尾小屋に1泊して翌日に空木岳へ縦走するプランが人気で、健脚なら木曽駒ヶ岳から空木岳までの主稜線を2日で歩ける。下山に伊那側の檜尾尾根(檜尾橋へ約4〜5時間)を使う周回も可能。
檜尾小屋:山頂の南直下に建つ檜尾小屋(標高約2,650m・2026年7月11日〜10月12日営業・電話予約制℡090-7957-7650〔9:00〜18:00・前日までに予約〕・テント場あり)。宝剣岳〜空木岳の長い稜線で唯一の有人小屋で、2022年に建て替えられた。冬期も使える避難小屋部を併設する。水は小屋の水場(檜尾池)を利用する。
濁沢大峰周辺:島田娘ノ頭から濁沢大峰にかけては岩場・痩せ尾根・はしごのある区間があり、すれ違いや滑落に注意する。森林限界上のアップダウンが続き、見た目以上に時間と体力を要する。
カール西壁の急登:千畳敷から極楽平への登りはカール壁の急斜面で、浮石や滑落に注意。残雪期(〜6月頃)は前爪アイゼン・ピッケルが必要。
気象・装備:標高2,700m級の森林限界上で、天候の急変・強風・落雷・寒さに備える。雨具・防寒着・地形図とコンパス(GPS)・ヘッドランプを携行する。適期は7月中旬〜10月上旬。
緊急時:遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防・救助)へ。最新の登山道状況・気象は中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイや駒ヶ根市の公式情報で確認する。
Photo by Σ64 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0
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