権現岳
権現岳(ごんげんだけ、標高2,715m)は長野県と山梨県の境にそびえる八ヶ岳連峰南部の岩峰で、日本百高山のひとつ。
鋭い岩峰の山頂からは赤岳・阿弥陀岳から南アルプス・富士山までの大展望が広がる。八ヶ岳最南端の編笠山と青年小屋を結ぶ展望の縦走路にあり、岩場と長いはしごが現れる山。一般的なのは観音平から編笠山・青年小屋を経て権現岳に登る1泊2日のルート。公共交通では小淵沢駅から夏季の予約制乗合タクシー「MOUNTAIN TAXI」で観音平に入る。
起点は観音平(標高約1,560m)で、編笠山(2,524m)・青年小屋を経て権現岳まで約4時間50分。観音平から権現岳の山頂直下までは岩稜とハイマツの展望尾根で、青年小屋に泊まる1泊2日が一般的。権現岳直下の権現小屋は2026年も休業のため、八ヶ岳最南の編笠山直下に立つ青年小屋を拠点にする。
青年小屋(標高約2,380m・完全予約制・予約℡0551-36-2251・テント場は予約不要で現地受付・2026年は4月25日〜11月8日営業)を拠点にする。適期は7月〜10月。観音平へは小淵沢駅から夏季の予約制乗合タクシーで入り、運行期間外は通常のタクシーかマイカーとなる。権現岳から赤岳へ続くキレットの縦走路は本記事の対象外。
登山口までのアクセス
1.【行き】小淵沢駅 → 観音平(MOUNTAIN TAXI・夏季)
登山口の観音平へは路線バスがなく、JR中央本線の小淵沢駅から予約制乗合タクシー「MOUNTAIN TAXI」(北杜市)で入る。2026年(令和8年)の運行期間は6月15日〜11月15日で、行きは小淵沢駅を9:00発・観音平まで所要約30分。運賃は平日片道1,500円・土日祝1,800円で、乗車日前日17:00までにweb予約が必要(当日乗車不可)。運行期間外(11月中旬〜6月中旬)は通常のタクシー(小淵沢駅から約15分・約3,200円)かマイカーで入る。
MOUNTAIN TAXI 観音平線(行き):小淵沢駅 → 観音平
| 小淵沢駅 発 | 観音平 着 |
|---|---|
| 9:00 | 約9:30 |
通常タクシー:運行期間外や始発前後は、小淵沢駅から通常のタクシー(約15分・約3,200円、小淵沢タクシー℡0120-362-055ほか)で観音平へ入る。マイカー:観音平に無料駐車場(約80台)とトイレがあり、夏季の週末は早朝に満車となる。最新の運行・時刻・運賃はMOUNTAIN TAXI公式で確認する。
参考:[MOUNTAIN TAXI(北杜市)公式]
2.【帰り】観音平 → 小淵沢駅(MOUNTAIN TAXI・夏季)
下山後は観音平から「MOUNTAIN TAXI」の帰り便で小淵沢駅へ戻る。帰りは観音平を16:00発・小淵沢駅まで所要約30分で、行きと同じく乗車日前日17:00までのweb予約が必要。下山が遅れて16:00の便に乗れない場合は、観音平から通常のタクシーを呼ぶ(電波状況により事前手配が安全)。青年小屋に泊まる1泊2日なら、2日目に権現岳を往復して観音平へ下り、16:00の帰り便に余裕をもって間に合う。
MOUNTAIN TAXI 観音平線(帰り):観音平 → 小淵沢駅
| 観音平 発 | 小淵沢駅 着 |
|---|---|
| 16:00 | 約16:30 |
参考:[MOUNTAIN TAXI(北杜市)公式]
登山ルートと安全上の注意
ルート(観音平から編笠山経由):観音平 → 雲海展望台(約50分)→ 押手川(約40分)→ 編笠山・2,524m(約1時間30分)→ 青年小屋(約30分)→ のろし場(約25分)→ 権現岳・2,715m(約55分)。観音平から権現岳まで約4時間50分。青年小屋に泊まり、2日目に権現岳を往復するのが標準。編笠山を巻く押手川からの巻き道(青年小屋直行)もある。
宿泊:編笠山直下の青年小屋(青年小屋・標高約2,380m・完全予約制・予約℡0551-36-2251・テント場は予約不要で現地受付・2026年は4月25日〜11月8日営業)を拠点にする。権現岳直下の権現小屋は2026年も休業のため、権現岳は青年小屋からの往復となる(青年小屋〜権現岳の往復で約2時間50分)。
編笠山:八ヶ岳最南端の展望峰(2,524m)で、山頂は大きな岩塊帯。富士山・南アルプス・中央アルプスと、これから登る権現岳・赤岳を一望する。
権現岳山頂:鋭い岩峰で、のろし場から先は鎖場のある岩稜。山頂の東側には赤岳キレットへ下る長い「源治はしご(ゲンジ梯子)」がかかる。山頂からは赤岳・阿弥陀岳・南アルプス・富士山の大展望。
キレット縦走(権現岳→赤岳):源治はしご・ザレ場・鎖場が連続する難所で上級者向け。一般の登山者は権現岳を往復し、編笠山経由で観音平へ戻る。
季節・装備:適期は7月〜10月。残雪期・凍結期は本格的な装備と経験が必要。岩場・はしごがあるため、ヘルメット・雨具・防寒着・ヘッドランプ・多めの水を携行する。
緊急時:遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防・救助)へ。
・山梨県警察 山岳遭難 / 長野県警察で最新情報を確認
Photo by Σ64 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0
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