脊振山
脊振山(せふりさん、標高1,055m)は福岡県と佐賀県の境にそびえる脊振山地の最高峰で、日本三百名山および九州百名山のひとつ。
山頂には女神・弁財天を祀る脊振神社上宮と航空自衛隊のレーダードームが立ち、福岡市街・玄界灘から佐賀平野まで見渡す大パノラマが広がる。福岡・佐賀の市民に親しまれる県境の名山。一般的なのは福岡市側の椎原を起点に、車谷ルートで山頂に立ち椎原峠へ周回する日帰りルート。公共交通では野芥駅から西鉄バスを乗り継いで椎原に入る。
起点は椎原(しいば)バス停(標高約400m)で、車谷登山口から沢沿いの車谷ルートを登って脊振山に立ち、椎原峠を経て椎原へ下る周回が一般的。周回で約4時間30分の日帰り。車谷ルートは浮石の多い渡渉を繰り返すため、雨後・増水時は無理をしない。
椎原へは福岡市地下鉄七隈線の野芥駅から西鉄バスで早良営業所へ行き、椎原線(3番)に乗り継ぐ。椎原線は福岡市の補助で存続する1日5便ほどの少便路線で、便数が限られるため事前に時刻を確認しておく。適期は通年だが、冬季は積雪・凍結に注意する。山頂直下まで車道(脊振山スカイライン)が通じるが、本記事では椎原からの登山道を案内する。
登山口までのアクセス
1.【行き】野芥駅 → 椎原(西鉄バス・椎原線)
登山口最寄りの椎原バス停へは、福岡市地下鉄七隈線の野芥駅前から西鉄バスで早良営業所へ行き、椎原線(3番・早良営業所〜椎原)に乗り継ぐ。椎原線は福岡市が運行費を補助して存続する1日5便ほどの少便路線で、早良営業所から椎原まで約35分。便が限られ平日・土曜・休日で時刻が異なるため、往路(早良営業所発)の発時刻は西鉄バス公式・駅探で必ず確認すること。早朝に登るなら早良営業所周辺や福岡市内に前泊し、始発便で椎原へ入ると計画が立てやすい。便が合わない時間帯は野芥駅や福岡市西部からタクシーで椎原(または椎原峠)へ入る方法もある。
参考:[西鉄バス(時刻・運賃検索)]
2.【帰り】椎原 → 野芥駅(西鉄バス・椎原線)
下山後は椎原バス停から椎原線で早良営業所へ戻り、野芥駅方面のバスに乗り継ぐ。下記は休日ダイヤの椎原発(復路)の目安で、早良営業所まで所要約35分。平日・土曜は便数・時刻が異なるため、下山時刻を最終便に間に合わせるよう余裕をもって計画する。マイカーは椎原周辺の登山者用駐車スペースを利用し、山頂直下まで脊振山スカイラインで上がることもできる。
椎原線バス(復路・休日):椎原 → 早良営業所
| 椎原 発(休日) | 所要 |
|---|---|
| 7:58 | 約35分 |
| 10:28 | 約35分 |
| 12:58 | 約35分 |
| 15:13 | 約35分 |
| 17:37 | 約35分 |
参考:[西鉄バス(時刻・運賃検索)]
登山ルートと安全上の注意
ルート(椎原から車谷ルート周回):椎原バス停 → 車谷登山口(約20分)→ 車谷ルート・渡渉帯 → 脊振山・1,055m(約2時間)→ 唐人の舞 → 鬼ヶ鼻岩 → 椎原峠 → 椎原バス停(約2時間10分)。周回約4時間30分の日帰り。沢沿いの車谷を登り、九州自然歩道の椎原峠ルートで下るのが歩きやすい。
山頂:山頂には脊振神社上宮(弁財天)と航空自衛隊・米軍のレーダーサイト(脊振山分屯基地)があり、施設で一部視界は遮られるが、福岡市街・玄界灘・佐賀平野を望む大パノラマが広がる。
車谷ルート:沢沿いで浮石の多い渡渉を繰り返すため、雨後や増水時は徒渉が危険。滑りやすい岩に注意し、無理なら椎原峠ルートの往復に切り替える。
椎原峠・九州自然歩道:椎原峠から脊振山へのルートは九州自然歩道として整備され、初級者でも歩きやすい。鬼ヶ鼻岩は展望のよい岩場。
季節・装備:通年登れるが、冬季は積雪・凍結があり軽アイゼンがあると安心。夏は沢沿いで虫・ヒルに注意。雨具・防寒着・ヘッドランプ・多めの水を携行する。
緊急時:遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防・救助)へ。
・福岡県警察 / 佐賀県警察で最新情報を確認
Photo by Pekachu / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
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