竜門岳
竜門岳(りゅうもんがたけ、標高904m)は奈良県吉野町と宇陀市の境にそびえる竜門山地の最高峰で、日本三百名山のひとつ。龍門岳とも書く。
中腹の龍門の滝や龍門寺跡が残る修験道ゆかりの山で、久米仙人の伝説や松尾芭蕉の句碑でも知られる。山頂は樹林に包まれた一等三角点の静かなピーク。一般的なのは吉野山口神社の山口登山口を起点に、龍門の滝を経て竜門岳を往復する日帰りルート。公共交通では大和上市駅からタクシーで登山口に入る。
起点は吉野山口神社の山口登山口(標高約230m)で、龍門の滝・龍門寺跡を過ぎて杉植林の谷から尾根に上がり、竜門岳に登る。登り約2時間30分、往復約4時間の日帰りが一般的。谷沿いは雨後に滑りやすく、道標の少ない区間もあるため地図・GPSを携行したい。
山中に山小屋や売店はないため日帰りが基本。適期は新緑と紅葉だが、低山のため通年登れる。山頂から大峠を越えて宇陀市側の不動の滝へ下る縦走(約5時間)もあるが、本記事では山口登山口からの往復を案内する。
登山口までのアクセス
1.【行き・帰り】大和上市駅 ⇄ 山口登山口(タクシー)
登山口の吉野山口神社(山口登山口)へは路線バスがなく、近鉄吉野線の大和上市駅からタクシーで約20分(国道169号・県道28号経由)。吉野町スマイルバス(コミュニティバス・1乗車200円)に龍門・中竜門方面の便があるが、2022年以降は一部を除き予約型(デマンド)運行で便が少なく、山口神社の登山口までは行かない。確実なのは大和上市駅からのタクシーで、スマイルバスを使う場合は予約・時刻を吉野町 協働のまち推進課(℡0746-32-3081)で確認する。大和上市駅は大阪阿部野橋駅から近鉄吉野線(特急)で約1時間20分。
タクシー:大和上市駅前から配車できる(事前予約が安心)。下山後は登山口で電波が弱いため、行きに帰りの時刻を相談しておくとよい。マイカー:山口登山口の駐車スペースは3台ほどと少なく、満車時は周辺の路肩駐車を避け、津風呂湖方面の駐車場利用も検討する。最新のタクシー料金・配車は各社へ確認する。
参考:[吉野町 スマイルバス(コミュニティバス)]
登山ルートと安全上の注意
ルート(山口登山口から往復):吉野山口神社・山口登山口 → 龍門の滝(約15分)→ 龍門寺跡(約20分)→ 尾根分岐(約1時間20分)→ 竜門岳・904m(約35分)。登り約2時間30分、往復約4時間20分の日帰り。
施設:山中に山小屋・売店・トイレはないため、水・食料・携帯トイレは登山口までに用意する。前泊するなら大和上市駅・吉野山周辺の宿を使う。
龍門の滝・龍門寺跡:登山口近くの龍門の滝(高さ約10m)と、その上にある龍門寺跡は修験道ゆかりの史跡。久米仙人の伝説が残り、松尾芭蕉の句碑も立つ。
竜門岳山頂:一等三角点のある山頂は杉・桧の樹林に囲まれ展望は限られるが、静かな信仰の山らしい趣がある。
季節・装備:低山で通年登れるが、谷沿いは雨後に増水・滑りやすく、道標が少ない区間もあるため地図・GPSを携行する。夏はヤマビル・虫、冬は霜・落ち葉で滑りやすい。
緊急時:遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防・救助)へ。
・奈良県警察 山岳遭難で最新情報を確認
Photo by KENPEI / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0
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