二上山
二上山(にじょうさん)は奈良県葛城市・香芝市と大阪府太子町の境にある関西百名山のひとつで、雄岳(517m)と雌岳(474m)の二つの峰が並ぶ双耳峰。
古くは「ふたかみやま」と呼ばれて万葉集にも詠まれ、雄岳の山頂近くには大津皇子の墓と伝わる墓がある歴史豊かな山。サヌカイトや凝灰岩の産地としても知られ、雌岳の山頂には日時計が置かれている。近鉄二上山駅から歩いて登れるアクセスのよさが魅力で、桜・紅葉・ササユリなど四季の花を楽しめる初級ハイク。公共交通は近鉄南大阪線の二上山駅・當麻寺駅が起点となる。
一般的なのは近鉄二上山駅から登山口を経て雄岳・雌岳に登り、馬の背・岩屋峠を下って當麻寺駅へ抜ける周回コース。二上山駅から當麻寺駅まで歩行距離約6km、コースタイムで約2時間40分の初級ルート。雄岳・雌岳の鞍部「馬の背」にはトイレと休憩所があり、雌岳山頂は広場になっていて二上山ふるさと公園や大阪平野・大和盆地を一望する。
雌岳の南、岩屋峠からはダイヤモンドトレール(葛城山・金剛山へ続く長距離自然歩道)が延びる。標高は低いが急な石段や木の根の道もあり、夏は暑く水場も少ないため飲料水を持参する。適期は通年で、桜は4月上旬、紅葉は11月が見頃。
登山口までのアクセス
1.【行き】近鉄二上山駅 → 二上山登山口
拠点は近鉄南大阪線の二上山(にじょうさん)駅で、大阪阿部野橋駅から準急などで約30〜40分。駅の西口から住宅地を抜けて南西へ徒歩約15分(約1km)で、二上山の登山口(鹿谷寺跡・銀峰方面)に着く。近鉄南大阪線は日中も本数が多く、時刻は近鉄の公式サイトで確認できる。
※登山口周辺に大きな駐車場はないため、マイカーよりも電車でのアクセスが便利。二上山ふるさと公園(雌岳側)にも駐車場がある。
参考:[近畿日本鉄道]
2.【帰り】當麻寺駅/二上山駅
周回する場合は雌岳から岩屋峠・當麻寺を経て近鉄南大阪線の當麻寺(たいまでら)駅へ下る(當麻寺駅は二上山駅の隣駅)。往復する場合は登ってきた道を二上山駅へ戻る。當麻寺駅周辺には牡丹で名高い當麻寺があり、下山後に立ち寄るのもよい。最終電車の時刻は近鉄公式で確認する。
参考:[近畿日本鉄道]
登山ルートと安全上の注意
ルート:二上山駅 → 登山口 → 銀峰 → 雄岳(517m・大津皇子墓)→ 馬の背 → 雌岳(474m)→ 岩屋峠 → 當麻寺 → 當麻寺駅の周回。歩行距離約6km・コースタイム約2時間40分の初級ハイク。雄岳のみ往復する短いコースや、二上山ふるさと公園から雌岳へ登るコースもある。
馬の背:雄岳と雌岳の鞍部にトイレ・休憩所・自販機がある。雌岳山頂は広場で、日時計から大阪平野・大和盆地・葛城山を一望する。
ダイヤモンドトレール:岩屋峠・竹内峠から大和葛城山・金剛山へ続く長距離自然歩道「ダイヤモンドトレール」の北の起点。健脚者は縦走の起点に使う。
危険箇所・装備:標高は低いが急な石段や木の根の道、滑りやすい斜面がある。歩きやすい靴で、夏は暑さと水分補給に注意(水場が少ないため飲料水を持参)。
見どころ:春の桜(4月上旬)、初夏のササユリ、秋の紅葉(11月)が美しく、万葉ゆかりの史跡や鹿谷寺跡・岩屋の石窟も見られる。
緊急時:遭難・事故時は110番(警察)・119番(消防・救助)へ。低山でも日没・道迷いに注意し、早めの行動を心がける。
Photo by Saigen Jiro / Wikimedia Commons, CC0
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