中房温泉
中房温泉は、長野県安曇野市、北アルプスの燕岳登山口(標高約1,450m)にたたずむ山の温泉です。豊富な源泉に恵まれた秘湯であると同時に、燕岳や表銀座縦走路への玄関口として、多くの登山者が行き帰りに立ち寄ります。バス停・駐車場から燕岳登山口までは約30秒と至近で、まさに「登る前後に浸かれる温泉」です。
このページは、中房温泉そのものを目的地とする方にも、燕岳・表銀座をめざす登山者にも役立つよう、行き方(中房線バス・夜行バス)、駐車場、日帰り入浴や設備、日帰り登山の成立性までを1ページにまとめた登山口ハブです。
*時刻表最終確認日:2026年07月04日
このページでわかること
1. 中房温泉とは
中房温泉は、北アルプスの燕岳登山口にある標高約1,450mの一軒宿の温泉です。長野県安曇野市の山あいに位置し、JR大糸線の穂高駅からバスで結ばれています。燕岳の登山口が敷地のすぐ目の前にあるため、日帰り登山の拠点としても、前夜に泊まって早朝から歩き出す前泊地としても利用されます。表銀座(燕岳から大天井岳を経て槍ヶ岳へ至る縦走路)に踏み出す最初の一歩も、この中房温泉から始まります。
2. ここから登れる山(燕岳・表銀座)
中房温泉は、北アルプス入門の名峰として親しまれる燕岳の表玄関です。ここから合戦尾根を登り、燕山荘を経て燕岳山頂へ向かうのが一般的なルートです。
| 山名 | 標高 | 往復コースタイム | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 燕岳 (▶ 3Dツアー) | 2,763m | 約9時間 | 中級・北アルプス入門の名峰(合戦尾根) |
燕岳はさらに、燕岳から大天井岳を経て槍ヶ岳へ至る人気の縦走路「表銀座」の起点でもあります。表銀座を歩く場合は山小屋泊まりの行程となり、日帰りでは歩けません。まずは燕岳を往復し、慣れてきたら表銀座へ、と段階を踏むのがおすすめです。
3.【行き】中房温泉への行き方
中房温泉へは、JR穂高駅からの中房線乗合バス(日中)と、東京からの夜行バス「毎日あるぺん号」(早朝着)の2通りが主な行き方です。
バス時刻表穂高駅 → 中房温泉
南安タクシーが運行する「中房線 乗合バス」に穂高駅前で乗車し、中房温泉で下車します。所要55分・片道1,500円。運行期間は2026年4月24日〜11月3日の所定の日で、要予約です。運行日により運休となる便があるため、乗車前に南安タクシー公式の運行日カレンダーで必ず確認してください。
| 穂高駅 発 | 中房温泉 着 |
|---|---|
| 4:30 | 5:25 |
| 5:15 | 6:10 |
| 6:40 | 7:35 |
| 8:25 | 9:20 |
| 11:10 | 12:05 |
| 12:55 | 13:50 |
| 14:50 | 15:45 |
参考 : 南安タクシー 中房温泉行き定期バス(運行日カレンダー)
夜行バス竹橋 → 燕岳登山口・中房温泉
東京方面からは、夜行の「毎日あるぺん号」で早朝に到着できます(要予約・季節運行)。地下鉄東西線「竹橋駅」(毎日新聞社西口玄関)を23:00に出発し、燕岳登山口・中房温泉に翌朝5:30〜6:00頃着。運賃は往路11,000〜17,000円(時期・座席により変動)です。
4.【帰り】中房温泉からの帰り方
バス時刻表中房温泉 → 穂高駅
帰りも南安タクシーの中房線乗合バスを利用します。中房温泉で乗車し、穂高駅で下車。所要55分・片道1,500円。こちらも運行日により便数が変わるため、事前に運行日カレンダーの確認と予約をおすすめします。
| 中房温泉 発 | 穂高駅 着 |
|---|---|
| 9:00 | 9:55 |
| 10:45 | 11:40 |
| 12:35 | 13:30 |
| 14:15 | 15:10 |
| 16:15 | 17:10 |
参考 : 南安タクシー 中房温泉行き定期バス(運行日カレンダー)
夜行バス中房温泉 → 新宿・東京
東京方面へ戻る場合も「毎日あるぺん号」が利用できます(要予約・季節運行)。中房温泉を14:00に発車し、有明荘(14:05)・蝶ヶ岳温泉ほりでーゆ〜(15:10)を経由して、新宿駅西口19:45頃・東京駅前20:15頃着。運賃は復路8,000円均一です。
5. 中房温泉から登山口へ
中房温泉が、そのまま燕岳登山口です。バス停・駐車場から燕岳登山口(標高約1,450m)までは約30秒と至近で、まとまった徒歩区間はありません。ここから合戦尾根の急登を登り、燕山荘・燕岳へと向かいます。到着してすぐ登り始められるため、時間のロスが少ないのが中房温泉起点の大きな利点です。
6. 温泉・駐車場・設備・前泊
日帰り入浴:野天風呂「湯原の湯」を日帰りで利用できます。大人950円、営業9:30〜17:00(受付終了16:00)。登山の前後に汗を流せます。
宿泊:招仙閣ほかの宿泊施設があり、1泊2食15,000円〜、素泊まりの相部屋は10,050円です。前夜に泊まれば、早朝から余裕を持って歩き出せます。
駐車場:マイカーの場合、中房登山口有料第一駐車場(タイムズ管理)などを利用します。このほか登山者向けの中房温泉駐車場(要予約・5,000円/台)や、無料の駐車場もあります。トイレも完備されています。
営業期間:通常は4月下旬〜11月上旬の営業です(冬季は別営業で、アクセスに約4時間の歩行を要します)。
7. 帰りの最終便と日帰り登山の成立性
帰りの中房線乗合バスの最終便は、中房温泉16:15発 → 穂高駅17:10着です。この最終便に間に合うかどうかが、公共交通での日帰り登山の分かれ目になります。
ただし燕岳は合戦尾根のコースタイムが長く(往復約9時間)、健脚向きの日帰りです。早朝の便で入山しても余裕は大きくないため、一般には燕山荘に1泊する行程が安心です。日帰りにこだわらず、中房温泉で前泊して早朝から歩き出すか、山小屋泊で計画すると、ゆとりを持って登れます。
Photo by Alpsdake
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